2009年8月22日 (土)

「記事名: ブログ名」に違和感。

私が利用しているブログサービス「ココログ」は最近、ページタイトル――Googleなどで検索されたときに見出しとなる部分――の書式を「ブログ名: 記事名」から「記事名: ブログ名」に変更しました。ただ前後を逆にしただけですが、この変更で私は迷惑を被っています。

先週の記事にそれぞれ「Music Studioシリーズの誘惑」「ウドゥの不思議な音色」という名前を付けたように、私はちょっとした「こだわり」として、記事名を(一部例外を除き)句点で締めくくるようにしています。書式が変わる前であれば、ページタイトルは「綾川ほとりのPops Weeks: Music Studioシリーズの誘惑。」のように、きれいに句点で終わっていました。

しかし、書式が変更されたことによって、「Music Studioシリーズの誘惑。: 綾川ほとりのPops Weeks」のような、句点とコロンが隣り合う奇妙で かつ 英文法上あり得ないタイトルが付けられるようになってしまいました。句点だけでなく、疑問符・感嘆符・三点リーダー(…)などで終わる記事名――使っている人も多いはず――でも、同様の結果を招きます。

このような不便を感じているので、私個人としてはぜひ、ページタイトルを「ブログ名: 記事名」に戻せるよう、設定項目を追加してもらいたいです。「句点を取る」という妥協だけはしたくありません。

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2009年6月20日 (土)

リンクの文字列・画像は「動かさないに越したことはない」。

Webサイトやブログを見て回っていると、「マウスカーソルが当たると、右側や右下に数mmずれる」というa要素――リンクが張られている文字列や画像――に出くわすことがあります。この表現のせいで、「リンク先にすんなり移動させてもらえなかった」という経験も何度かしています。

「リンク先にすんなり移動させてもらえなかった」とはどういうことか。
たとえば、「マウスカーソルが当たっている間、現在の位置から5mm右下にずれる」という文字列にリンクが張ってあるとします。その文字列をクリックしようと、もし左上端から5mm以内の所にカーソルを置いてしまうと、次のような「堂々巡り」が起こります。

  1. マウスカーソルを当てる。
  2. 「カーソルが当たった」と判断され、その文字列が5mm右下にずれる。
  3. 5mmずれたことにより、カーソルが文字列から離れる。
  4. 「カーソルが離れた」と判断され、その文字列が5mm左上にずれ、元の位置に戻る。
  5. 元に戻ったことにより、カーソルが再び文字列に当たる。
  6. 2に戻る。

このような状態に陥ると、文字列はあたかも振動しているかのように表示され、クリックが極めて困難になります。つまり、「堂々巡り」が起こらない位置にカーソルを移動せざるを得なくなり、リンク先にすんなり移動することができなくなります。

中には、1桁の数字や、ラジオボタンのような小さな画像で同じ表現をしているサイトもあり、「これって嫌がらせ?」と思うことさえあります。元々クリックしにくい文字列・画像をさらにクリックしにくくするなんて、私には信じられません。

マウスカーソルが当たっていることを示したいときは、色や背景色を変える程度――画像なら、同じ大きさ・形の別の画像に替える程度――にとどめ、絶対に動かさない。「Webサイトの使いやすさ」の観点から、そうすることを強くお勧めします。

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2009年4月 4日 (土)

Ogg Vorbisの現状 - 楽曲の配布にはいまだ不向き。

Ogg Vorbisという音声フォーマットは、以下のような理由から、ゲーム開発者や(音楽鑑賞好きの)ヘビーユーザーの間で広く知れ渡っています。

  1. MP3より圧縮効率が良い(=ビットレートが同じならMP3より音質が良い)。
  2. 特許権による制約が一切なく、エンコーダの利用・改良・組み込みなどを自由に行える。
  3. ギャップレス再生に対応している。

私も1と2を理由に、できることなら、制作・完成した楽曲をOgg Vorbis形式で配布したいと考えています。しかし、このフォーマットを取り巻く現状を考えると、MP3に妥協せざるを得ません。

現在、Windows Media Player、iTunes、iPod、Walkman といった主要なプレーヤーの多くがOgg Vorbisに対応していません。これはつまり、楽曲をその形式で配布すると、一般的なユーザーのほとんどが「再生できない」という状況に陥ることを意味します。

もちろん、彼らにOgg Vorbis対応のソフトの導入を求めることは可能です。しかし、私のようなアマチュアが作った音楽を聴いてもらうためだけに、そのような面倒で かつ リスキーな作業をさせたくありません。音楽が好きな人なら誰でも――パソコンに慣れていない人でももちろん――大歓迎のサイトなので、なおさら。

その一方、MP3は先に挙げた主要なプレーヤーすべてが対応しており、上記のような問題がまず起こり得ません。(WMAやAACでなく)MP3形式での配布に妥協するのは、このためです。

主要なプレーヤーでOgg Vorbis形式の音楽が再生できるようになれば、MP3に妥協する必要がなくなり、何のためらいもなくOgg Vorbis形式で配布できるのですが、……「利権」が絡むので難しそうですね。

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2009年1月 3日 (土)

地上デジタル放送の課題を駅伝で再認識。

ここ数年間がそうであったように、今年のお正月も、元日のニューイヤー駅伝、2・3日の箱根駅伝と、3日連続で駅伝を観戦しました。

私の地元 群馬県で行われたニューイヤー駅伝は、残り数百メートルの地点から繰り広げられたスプリント勝負で勝敗が決まるという、最後まで気の抜けない展開となりました。今まで観てきたニューイヤー駅伝の中で、一番緊張した瞬間です。

箱根駅伝は、「山の神童」こと柏原竜二選手の活躍もあり、東洋大学が初めて総合優勝を勝ち取りました。上武大学が初めて出場したというのも、群馬県民にとって注目すべき点でした(総合成績は21位)。

さて、地上デジタル放送で駅伝の様子を見ていたところ、映像が激しく乱れたり、音声が途切れたりといった電波障害が度々起こり、そのたびに不快に感じました。特にニューイヤー駅伝のデジタル放送は、地上アナログ放送で観戦するに至ったほど、障害がひどかったです。

地上アナログ放送のニューイヤー駅伝は、目立つノイズが一度もなく快適に観ることができました。デジタル放送で多発したノイズが嘘のようです。「画質・音質の安定度」を競うレースは、「古参」であるアナログ放送チームの圧勝という皮肉な結果に。

今回の駅伝放送で、地上デジタル放送に「生放送でノイズが入りやすい」という弱点があることを改めて認識しました。2011年7月24日にアナログ放送が終了することに決まった以上、テレビ局には、この問題を早急に解決してほしいです。いくら画質・音質が良くても、ノイズまみれでは元も子もないですし。

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2008年11月15日 (土)

ペットブームの現実と、空気を読まないテレビCM。

日本テレビの報道番組が今週、「ペットブームの裏側」として、多数の犬や猫が毎日のように施設(保健所など)に収容され、殺処分されているという現実を伝えました。飼い主 および 人間社会の一方的な都合で殺害されるのを「待つ」動物たちの姿を見て、いたたまれない気持ちになったと共に、動物の飼育を安易に放棄してしまう人が多いことに怒りと悲しみを覚えました。

この報道を見逃した方で、施設に収容された動物がどのような運命をたどるのかを真剣に知りたい方は、以下のページをご覧ください。目を覆いたくなるような表現も所々にありますが、現実として受け止めていただきたい。

ペットを飼っている もしくは 飼っていた人・家族の中で、この現状を知っている人はどのくらいいるのでしょうか。現在飼っている人にはもちろん、これから飼おうと考えている人にぜひ考えていただきたい問題です。

さて、この報道を見ていてもう一つ感じたことがあります。それは、空気を読まないCMが流されていたことです。

たとえば、通夜や葬儀の最中に笑われたり、冗談を言われたり、お金の話をされたりすれば、「感情を逆撫でされた」と不快な気持ちになると思います。これと同じ気持ちを、上記の報道の途中で流れたCMを見て・聞いて感じたわけです。スポンサーや放送局に悪気がないことは分かっていますが、正直、嫌でした。

「空気を読む」ことを求められる今日、マスコミュニケーションに携わる人たちにもそれを考えていただきたいですね。もちろん、考えすぎて「迎合」になってしまうのでは困りますが。

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2008年10月18日 (土)

アニメソングが他の番組の主題歌になったら……

アニメ、特に深夜アニメの主題歌やキャラクターソングとして発売された曲が、のちにアニメを除くほかの番組の主題歌に選ばれ、注目を浴びたらどうなるか、考えてみました。

真っ先に思い浮かぶのが、シングルCDの見直しです。特に見直されるのがジャケットで、可愛いアニメのキャラクターの絵が描かれているなら、確実にそうでない絵(例えばアーティストの写真)に改められるでしょう。改めないと、J-POPのシングルのように気軽に買ってもらえない――「買うのが恥ずかしい」と感じる人が出てくる――ですから。

また、キャラクターソングが元の場合、ジャケットの見直しはもちろん、名義を(キャラクターのではなく)声優の名前に替え、「オタクっぽさ」を薄めた上で再発売することも考えられます。この場合、買った後に「元々はアニメのキャラクターの曲だった」と初めて知り、驚く人も出てくるかもしれませんね。

次に考えられるのが、「アニメソング歌手がアニメを卒業したら……」と同様の現象が起こることです。つまり、自分たちが「何々というアニメの主題歌」として聴いてきた曲が「何々という番組の主題歌」として扱われることに対し、従来のファン、特にアキバ系の人たちが不満を抱くのではないか、ということです。

また、アニメ主題歌としてリリースした曲が世間の注目を浴びることにより、そのアーティストが音楽番組に招待されたり、アニメソング歌手を「卒業」してJ-POP歌手への道を歩みだすことも十分あり得ます。

以上のようなことを考えたのは、アニメ主題歌やキャラクターソングの中に、アニメ以外の番組の主題歌になっても何の違和感もないものが多々見られるからです。最近聴いた曲でいえば、アニメ「ひだまりスケッチ×365」のエンディングテーマとなったmarbleの「流星レコード」も、アニメ「ハヤテのごとく!」の登場人物 桂ヒナギク(声:伊藤静さん)の歌う「Power of Flower」も、バラエティ番組のエンディングテーマとして普通にありそうな曲だと感じています。

J-POPとアニメソングとの境界線がないに等しい今日、テレビ、ラジオ、イベント等で何気なく聞いていたテーマ曲が実はアニメ主題歌やキャラクターソングだった、ということが本当に起こるかもしれませんね。

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2008年2月28日 (木)

soundprofiler氏のカスタマーレビューに疑問。

「soundprofilerのMSI=音楽捜査班メモ」というブログ (*1) を運営しているsoundprofiler氏。Amazon.co.jpでも音楽CDのレビューを多数掲載していますが、そのレビューの仕方については首を傾げています。

コメントが全体的に辛口であることについては、それがsoundprofiler氏のスタイルなのでしょうから文句は言いません。私が問題視しているのは、「星の数とコメントの内容が一致しない」というケースが多々あることです。

Amazon.co.jpでsoundprofiler氏のプロフィール (*2) を見た限り、すべてのCDに五つ星が付いていました。しかし本文を読むと、大部分がその星の数と明らかに矛盾している、つまり否定的な評価(酷評の場合もある)となっています。高評価を装っておいて本文で低く評価する。故意かどうかは別として、私には利用者を騙しているように思えてなりません。

現時点でAmazon.co.jpの「ベスト5レビュアー」となっているsoundprofiler氏ですが、この矛盾した評価を改めない限り、その資格はないといっても過言ではないでしょう。コメントの内容に見合った数の星と、レビューの内容を簡潔に表す見出しを付けるようにすれば、より信頼性のあるレビュアーになると思いますが……。

ちなみに、soundprofiler氏の音楽の好みは私と正反対のようで、亜波根綾乃さん近藤名奈さん松阪晶子さんのCDへの評価が180度違います(私は推薦している)。

(*1) http://blogs.yahoo.co.jp/soundprofiler
(*2) http://www.amazon.co.jp/gp/pdp/profile/A1GIRFKTJ35BCQ
(言葉遣いが不適切だとして、リンクはあえて張っておりません。閲覧したい方は、それぞれのURLにアクセスしてください(ただし自己責任で))

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2008年1月12日 (土)

I'veの「気前の悪さ」はいつまで続く?

(I'veをご存知の方へ: ここでは、メジャー外での活動、つまりアダルトゲーム会社への楽曲提供や同人作品即売会(コミックマーケット等)における活動のみを対象にしています)

音楽ユニット I'veの曲を気に入っている私ですが、曲の売り出し方に関しては「気前が悪い」という印象を持っています。アルバム未収録の曲が多いのと、2007年4月24日の日記で紹介した「特典商法」に便乗することが多いのがその理由です。

この気前の悪さはアルバムの発売にも表れているようで、2005年9月に「Collective」を発売して以来、普通の(=市販で かつ 曲目に偏りのない)アルバムをまだ一枚も出していません。収録できる曲が豊富にあるにもかかわらず、です。

これには、楽曲の提供先であるゲーム会社 (*1) との「しがらみ」――アルバム収録許可が下りないなどの問題――や、作曲・編曲作業で忙しくアルバムを制作する時間が取れないなど、いくつかの理由があると考えています。しかし、それを考慮したとしても、アルバムを出さないという、ファンを待たせる行為はいただけません。

アルバムの件を含め、I'veにはぜひ、現在の気前の悪い売り出し方を早急に改めてもらいたい。2006年6月26日の日記でも主張しましたが、アキバ系やアダルトゲーマーだけが聴ければ良いような、閉鎖的な見方を続けるのだけは避けるべきだと、I'veサウンド好きの立場からそう確信しています。

(*1) アダルトゲームの会社である場合がほとんどです。なお、アダルトゲームの主題歌がシングル曲としてリリースされることはごく稀です。

(追記)
I'veファンと思われる人のブログを見て回った限り、今日のI'veサウンドの評価はあまり良くないようです。以下のように、従来のI'veサウンドと比較してその現状に嘆く人が多くいました。

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2007年12月17日 (月)

曲解されるアキバ系 - マスメディアの罪と罰。

TBSのバラエティ番組「アッコにおまかせ!」が10月14日に「初音ミク」を取り上げたものの、その内容があまりにも酷かったとして、Web上で不満の声が相次いだそうです。利用者やアキバ系全体を貶めることに繋がる極めて悪質な報道だと、ITmedia Newsの記事や「渚屋blog - 渚屋別館 -:TBSが初音ミクを穢した件。」を読んで感じました。

この「事件」がそうであるように、マスメディアはアキバ系 および その文化を公平中立に扱うことが少なく、しばしば面白半分に(つまり情報操作して)取り上げます。民放のバラエティ番組は特にそれが顕著で、アキバ系やその文化に対し、ステレオタイプや誤ったイメージを植え付けることさえあります。

私は以前、メイドカフェについて「『お帰りなさいませ 御主人様/お嬢様』と出迎えてくれるお店は少ない」とゼミの学生に説明し、驚かれたことがあります。つまり、彼らに「メイドカフェ=『お帰りなさいませ~』」というステレオタイプが生じていたわけで、これは、マスメディアがそのような(軟派な)メイドカフェばかりを面白おかしく扱った結果に他なりません (*1) 。

また、アニメソングを扱うテレビ番組に、深夜アニメの主題歌はまず出てきません。子供にとって不適切なアニメがあるからなのでしょうが、そのために、深夜アニメの主題歌はもちろん、今日のアニメソングの全体像もいまだに「アキバ系でない人」に理解されないままとなっています。

海外で受け入れられている(と時々報道される)アキバ系文化 (*2) が日本社会で冷遇されているのは、日本のマスメディア、特にテレビによる情報・印象操作が背後にあるといっても過言ではありません。健康情報に疎い人たちを「似非健康番組」で騙してきたように、アキバ系やその文化をセンセーショナルに かつ 偏った視点から紹介することで視聴者を騙している。これが現状です。

マスコミ業界のこの姿勢が変わらない限り、アキバ系やその文化は(残念ながら)今後も曲解され、世間からネガティブな扱いを受けていくでしょう。彼らがアキバ系に犯してきた「罪」を償う日はいつ来るのか、期待はしていませんが楽しみです。

(*1) 「アキバ系文化を語るキーワード: メイド喫茶」を参照。
(*2) 「と時々報道される」と注釈したのは、私がアキバ系文化に対する諸外国の「実際の」待遇について知らないからです。日本のように、受け入れている人はごく一部に過ぎない可能性も十分考えられます。

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2007年12月10日 (月)

アニメソング歌手がアニメを卒業したら……

可能性はきわめて低いと思いますが、アニメソング歌手としてアキバ系から支持されている人が、アニメやゲームとの繋がりを断ち、J-POP歌手として活動するようになったらどうなるでしょうか。

まず考えられるのが、CDの売り上げが落ち込むことです。アニメソング歌手のシングルの売り上げは、その歌手のファンが買うのはもちろん、ゲーム・アニメ好きの人たちがそれらの関連商品(グッズ)として買ってくれることで成り立っています。アニメとタイアップしたJ-POPが売れるのも、彼らのおかげです。

そんな彼らからの支持が、アニメやゲームとの繋がりを断った途端に得られなくなります。これによって、売り上げが減少してしまうというわけです。元々ファンの多い歌手なら大丈夫でしょうが、そうでない歌手の場合は「急降下」となるでしょう。

次に考えられるのが、従来のファンが離れていくことです。その歌手を(私のように)純粋に邦楽歌手として応援してきた人はファンでい続けるでしょうが、そうでない人、つまり「アニメやゲームの主題歌を歌ってくれるから」という程度で支持していた人たちは、支持する理由がなくなったことでファンを辞める可能性が大いにあります。

また、J-POP歌手への転向に納得できない「元ファン」が、Web上 もしくは 仲間内で不満や愚痴をこぼして回ることも想像できます。アキバ系のブログのコメント欄や掲示板(のスレッド)も、大いに盛り上がるでしょう。

さて、アニメソング歌手からJ-POP歌手への転向ですが、ロック歌手がジャズ歌手になるのとは違い、転向しても歌い方や曲調はほとんど変わりません。単に、アニメやゲームとタイアップした "J-POP" を多く歌っていたのが、そうでなくなるだけです。

要するに、曲の売り出し方が変わるだけで中身は同じ。なので私は、もし自分の応援しているアニメソング歌手がJ-POP歌手への転向を表明したなら、その歌手に「卒業おめでとう」とブログやEメールで伝え、今までどおり邦楽歌手として応援し続けます。未練は一切ありません。

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2007年11月 2日 (金)

黙ってられない大学生たち。

大学で講義を聴いていると、必ずと言って良いほどほかの学生のしゃべり声が聞こえてきます。私は基本的に前の方の席に座るので、前からは講師の声、後ろからはおしゃべりという名の「雑音」が同時に聞こえてきます。その「雑音」のせいで講義の内容を聞き逃したことも、何度かあります。

講義中に携帯電話を使ったり、居眠りしたり、正当な理由なく遅刻や途中退出したりする学生も講師に失礼ですが、おしゃべりはそれら以上に失礼な行為だと考えています。しゃべることによって「雑音」が生じ、講師だけでなく、その講義をまじめに聴きに来た人(学生に限らない)にも迷惑となるからです。

私が受けたある科目の講師は、しゃべっている学生をピンポイントで注意し、それでもやめない場合は強制退出させるという方針を採っていました。このような方針を採らなければならないほど、黙って聞いていられない学生が多くいたのです。彼らは本当に高等教育を受けに来ているのか、そう思えてならない状況でした。

以上は私の通っている群馬県内の大学での話ですが、ほかの大学ではどうなのでしょうか。講義中に黙っていられない学生が当たり前にいるのであれば、まさに「大学の下流化・大衆化」でしょうね。

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2007年9月17日 (月)

ジャケットはやっぱり写真が無難。

音楽グループ marbleがリリースしたシングル「芽生えドライブ」のジャケットに対する不満が、Amazon.co.jpのレビューに現時点で3件載っています。3件とも、ジャケットがアニメ絵であることへの不満です。

私もアニメの主題歌として聴いて気に入り、このCDを最近買いましたが、ジャケットについては同感です。個人的には今のジャケットでも十分構わないのですが、アキバ系でない人にも聴いてもらえることを考えると、アニメの絵という「オタクっぽさ」を感じさせるものは極力避けてもらいたい。

「オタクっぽさ」を感じさせない一番無難な方法は、やはりジャケットをアニメの絵ではなく、歌手や風景の写真にすることでしょうか。J-POP歌手のCDの多くがこのタイプなので、そうすればJ-POPとの見分けがほとんどつかなくなり、周囲や店員の目を気にすることなく購入したり、リスニングポッドで気軽に試聴したりできます。

exigeの「Believe yourself」CooRieの「いろは」はこの方法を取り入れており、1曲目がアニメの主題歌でありながら、それを感じさせないデザインのジャケットに仕上がっています。このような、アキバ系でない人でも手に入れやすいシングルが多くなることを、今後も求め続けようと思います。

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2007年8月 6日 (月)

アニメソングが売れる理由。

今日、アニメ主題歌、アニメソング歌手の曲、声優の曲(以下、この3つを「アニメソング等」と呼ぶ)がオリコンチャートの10位以内にランクインすることが珍しくなくなっています。その中で1位となった曲はまだありませんが、近い将来、それが実現する日が来るかもしれません。

このように、アニメソング等は現在、多くのファンからの支持を得て、J-POPに勝るとも劣らない勢いを持っています。それらはなぜ売れるのか、その要因を、(主な消費者層である)アキバ系の傾向、アニメソング等自体の傾向、アキバ系でない人への認知 の3つの視点から挙げてみました。

(アキバ系の傾向)

  1. 世間の流行に関心がない一方、アキバ系の間での流行に敏感である。その流行や評判はインターネットを通じて瞬時に大勢に伝わり、アニメソング等の売り上げを大きく左右する。

  2. ファッションに関心が薄い分、アニメやゲームといった趣味の分野にお金を多く費やせる。そのため、アニメソング等のCDをたくさん購入できる。

  3. J-POPなどのほかの音楽ジャンルに興味がない(か毛嫌いしている)ため、買う音楽が結果的にアニメソング等に集中する。

  4. 「誰々のCDは全部買う」「このアニメ・ゲームに関連する商品は全部集めたい」など、収集欲の高いファンが多い。このようなファンによって、特定の歌手・声優が曲をリリースするたびに上位にランクインする。

(アニメソング等自体の傾向)

  1. 特に「電波ソング」やキャラクターソングに当てはまることだが、曲調や歌い方に強いインパクトがあり、それがアキバ系の関心を集めている。

  2. アニメ・ゲームの主題歌に当てはまることだが、元の作品が有名な(人気とは限らない)場合、タイアップ効果が働き、曲そのものの出来に関係なく売れてしまう。

  3. 固定ファン、特に収集欲の高いファンの多いアニメソング歌手 および 声優の場合、リリースした曲がその出来に関係なく売れてしまう。

  4. J-POP歌手を起用したアニメソング(夕方のアニメに多い)の場合、その歌手のファンとアキバ系両方からの支持を得られる。

(アキバ系でない人への認知)

  1. COUNT DOWN TV」などの音楽番組でアニメソング等を聴けるようになり、アキバ系でない人にも知られるようになった。それらはJ-POPと同じように紹介されることが多く、視聴者は聴いているのがアニメソング等とは気づきにくい。

  2. 歌手・声優の公式サイトに試聴曲が公開されていれば、アニメソング等を誰でも簡単に試聴できる。

  3. 大型CDショップなどに「リスニングポッド」が置かれるようになり、気になったり勧められたりしたアニメソング等を手軽に聴けるようになった。

  4. オンライン通販が普及したことによって、アニメショップに行かなくてもアニメソング等のCDを買えるようになった。つまり、アキバ系でない人でもそれらを買いやすくなった。

このうち、最後の「アキバ系でない人への認知」はアニメソング等の売り上げにあまり関わっていないかもしれません。ただ、無関係でもないと思いますし、今後より強く関わっていく可能性もあるでしょう(期待しすぎでしょうか?)。

また、J-POPの低迷というのも、アニメソング等が勢いを付けている背景にあるでしょう。つまり、J-POPの売り上げが全体的に下がったため、アニメソング等が簡単に上位にランクインできるようになったわけです。

なぜ低迷したのか。可能性の低いものも含め、考えられる理由を下にまとめました。

  1. 携帯電話やその他の趣味にお金をかける人が増えた。
  2. 中古販売やレンタルが普及し、新品を買う人が少なくなった。
  3. インターネットの普及によって、「他人からコピーをもらう」という非合法な手段でJ-POPを入手する人が増えた。
  4. 一時期広まったコピーコントロールCDが「音が悪い」「無責任である」「消費者を軽視している」などの批判を招き、レコード業界への不信感を助長した。
  5. 今時の若者受けを狙ったJ-POPが蔓延し、それ以外の層がJ-POPを以前より買わなくなった。
  6. 消費者が(マスメディアでもてはやされる)J-POP歌手らの有名無実さに気づき始めた。

余談ですが、一部のアニメソングファン(オタクと呼ぶべきか)がJ-POPを毛嫌いしているのには、この中の5と6が関係しているでしょう。そのようなJ-POPの「分かりやすい」面だけを見て、その視点にとらわれているのです。探せば良いJ-POPが見つかるかもしれないのに、もったいない。

最後になりますが、きのう、アニメソング等のオリコンチャート進出について「キモイ」と感じている人(の書き込み)を「Yahoo!知恵袋」で見かけました。私に言わせれば、これはアニメソング等について無知であることの表れです。

現在、J-POPとアニメソング等との違いは(聴覚上)ないに等しく、両者を区別せずに聴いてもまったく問題ありません。それを知らない もしくは 認めたくない人が、後者を「聴かず嫌い」したり特別扱いしたりしているのです。

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2007年6月23日 (土)

裁判員制度に反対します。

日本政府が平成21年(2009年)5月までに施行しようとしている裁判員制度に対して、私は話題になり始めた頃からずっと反対の立場を取っています。「参加したいと思わない」という個人的な理由もありますが、施行する上での問題点が数多く存在していることが一番の理由です。その中から、特に問題となる3点を紹介します。

一つ目は、「一般の国民に人を裁くほどの資質があるか」という点です。裁判員になるということは、司法権を行使できる重要な立場に就くということであり、その役割を十分に果たせない人にはなってもらいたくありません。少なくとも、次のような人は裁判員として不適切です。

  • 政治や時事問題に関心のない人。
  • 私生活ばかりを重視し、「公」をないがしろにする人。
  • メディアリテラシーの低い人(=マスメディアの情報を鵜呑みにするような人)。
  • リーガルマインド(法的な物の見方・考え方)を持っていない人。
  • 感情的になりやすい人。
  • 他人の意見に左右されやすい人。
  • 犯罪被害者・被告人のどちらかと深い関わりのある人。

また、大学の法学部出身の人を除いて、(私を含めて)ほとんどの国民が法に関する知識を十分身に付けていません。つまり、判決という重要な決定事項に「素人判断」が介入することになります。素人に裁かれる、しかもそれを回避できないというのは、被告人にとってかなりの負担となるでしょう。

二つ目は、「裁判員に選ばれた人の本来の生活を保障できるか」という点です。裁判員に選ばれれば、裁判が続く間、本来の仕事を休まざるを得ません。その間の損害は法律上保障されず、また、企業もそれを(有給休暇などの形で)保障してくれるとは限りません。

裁判員制度はいらない! 大運動」というサイトでは、八百屋を1人で切り盛りしている男性の例が挙げられています。自営業という、お店の収益が家計に直接関わっている職業だけに、裁判員になった場合の損失はかなり深刻です。裁判員の辞退を認めていない以上、本来の生活をしっかりと保障しなければ国民は納得しないでしょう。

三つ目は、「裁判員が被告人から被害を受けないか」という問題です。殺人・放火といった重大犯罪の裁判である以上、裁判員に向かって暴言を吐いたり、挑発的な態度を取ったりする被告人がいてもおかしくありません。また、裁判員は自分の名前や顔を伏せることが認められていないため、そのような被告人に有罪判決を下した場合、釈放された後に「お礼参り」を受ける可能性さえあります。

裁判員に選ばれたために、自尊心や名誉を傷付けられたり、心的外傷を負ったり、命を狙われたりする危険性のある立場に否応なく置かれる。こんなストレスフルな状況に耐えられる国民はどれだけいるのでしょうか。これによって精神的な被害を受け、訴訟を起こす人が出てきてもおかしくありません。

以上が、裁判員制度の主な問題点であり、私がその制度に反対する理由です。たとえ二つ目・三つ目の問題が法改正によって解消されたとしても、日本が大衆社会である限り、つまり一つ目の問題を抱えている限り、うまく機能することはないでしょう。

ちなみに、平成18年12月14日に、裁判員制度に関するタウンミーティングに「やらせ」があったことを毎日新聞が報じていました(ブログ「法治国家つまみぐい」で紹介されている)。このような「不正」を働いてまで推進するということは、日本政府には、裁判員制度を施行したい本当の理由があるのかもしれませんね。

(関連サイト)
裁判員制度の問題点を指摘しているサイトをいくつか紹介します。

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2007年6月 7日 (木)

オタクがオタクを軽視している。

このブログでは――というより私は、オタクという言葉を「特定の分野・物事にしか強い関心を持たず、それを趣味としない人とのコミュニケーションがうまく取れない人」という意味で使っています。関心分野はサブカルチャー(アキバ系文化を含む)に限定していないので、「大衆文化のオタク」や「ハイカルチャーのオタク」も私の中には存在します。

さて、私はこの定義の下、世間的に流行っているものにしか興味のない「ミーハー」と呼ばれる人たちも一種のオタクではないかと考えています。流行っていない物事に疎く、流行を知らない もしくは それらと無縁の人とうまく交流できない(ひどい場合はそのような人を軽蔑する)という点で、世間一般で言うオタクと似ているからです。

そして彼らの中には、趣味において多数派である自分たちを「普通」と思い込み、アキバ系やその他少数派に属する人たちを「異端児」扱いする人も多く見られます。言い換えれば、自分たちが「流行オタク」であることを棚に上げて、少数派の人たちをオタクと見なして軽視しているというわけです。

「流行オタク」がそのような傲慢な振る舞いを取れるのは、彼らが多数派であることと、背後にマスメディアという「強い味方」がいるからでしょう。つまりは、多数派であるという優越感と「虎の威を借る狐」です。

ミーハーな人たちは、(ここで定義した意味での)オタクを軽視できるほど優れているのでしょうか。はっきり言ってしまえば、コミュニケーションがオタク的であるという点で同類であり、決して優れていないでしょう。彼らに必要なのは、「人の振り見て我が振り直せ」の姿勢だと私は思うのですが、いかがでしょうか。

(関連ページ)
Eternal Future - オタクとは何ぞや?
「アキバ系文化や二次元志向を正当化しすぎていないか」と感じる部分がありますが、異文化理解の観点からアキバ系軽視に疑問を投げかけており、参考になります。

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2007年5月24日 (木)

理想のアニメソング歌手推薦法 - CDショップ編。

群馬県前橋市に今年オープンした紀伊國屋書店で、最近、KOTOKOさんのシングル「きれいな旋律」が推薦されていたのを見たことがあります。推薦文の中身は忘れてしまいましたが、邦楽の「こ」の棚に置いてあったのはしっかりと覚えています。

KOTOKOさんの曲は何度もオリコンチャートの上位にランクインしている(=COUNT DOWN TVなどで紹介されている)ので、名前だけ知っているという人もいるはずです。今回のように彼女を邦楽歌手として紹介・推薦するというのは、(宣伝効果の大きさはともかくとして)そのような人への動機付けとして適切な方法だと考えています。

このお店の場合、店内にあるリスニングポッドXVで(バーコードリーダーを通して)試聴ができるので、可能性は低いかもしれませんが、「聴いて気に入ったから買う」というケースも考えられます。このような形で「アキバ系でないKOTOKOファン/I'veファン」が増えていけば、(自称)I'veファンの一人として嬉しい限りです。

試聴できる場所で、邦楽のコーナーで、邦楽歌手として紹介・推薦する。CDショップにおいては、これが私にとって理想のアニメソング歌手推薦法です。前橋市の紀伊國屋書店がしたように、「アニメソング歌手についてのまとめ」の2・3を実践してくれるCDショップが今後も増えることを願っています。

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2007年5月17日 (木)

音楽ファンに大切なこと - 有名ブログで再認識。

4月24日の日記でも紹介したブログ「ヒット曲が世界を変える」が5月16日をもって更新停止となっていたことを、きょう知りました。筆者の伊藤悟氏いわく、一部の過激な音楽ファンから度重なる誹謗・中傷のコメントやEメールを受け、身の危険を感じてやむなく停止したのだそうです。

内容の濃い音楽ブログがこのような形で更新停止となり、音楽ファンの一人として残念に思います。それと同時に、他人の思想・言論の自由を認められない「心の狭い人」が音楽ファンの中にいることに対し、強い憤りを感じています。「そこまでして自分の考えを主張したいのか」と。

自分と違うタイプのファンがいることを認めつつ、自分の好みや考えを言葉で表現する。嫌いな音楽・歌手が存在することを認めつつ、好きな音楽・歌手を聴いたり応援したりする。この2つが音楽ファンにとって大切だと、今回の「事件」で改めて認識しました。音楽ファンどうしが反発せず、(批判を交えながらも)共存していける環境になっていくことを、その一人として願っています。

(関連ページ)
「ヒット曲が世界を変える」の更新停止を嘆く声が、KinKi Kidsファンのブログを中心に広がっています。以下はその一部分です。

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2007年5月13日 (日)

やりすぎだと感じた「ハレ晴レユカイ」。

(この日記は2007年6月16日に改訂されました)

きょう放送された「NHKのど自慢」で、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングテーマ「ハレ晴レユカイ」を、そのアニメの主人公の格好をして歌った人がいました。アキバ系の間で有名な曲ということで、彼らのブログでも話題になっています。

この様子を見たとき、始めは「この曲がのど自慢で流れるとは」と感心していました。生演奏も予想していた以上に似合っており、上手い下手は抜きにして、さながら2人組のアイドル歌手が邦楽を歌っているようでした。

しかし今は、その曲を歌った2人に対して、自称アキバ系 および 群馬県民の立場から「恥ずかしかった」という気持ちが強くあります(会場が群馬県千代田町だった)。そう感じたのは、彼らが公衆の前――しかも中高年の多い中――でコスプレをし、その格好に関する司会者からの質問に熱く答えるという、誰の目から見ても(世間で言うところの)オタクだと思える言動を取ったからです。

コスプレを含め、アキバ系文化はまだ世間的に正しく理解されているとは言えません。そんな中でアキバ系であることを強調して振る舞えば、その「異質さ」ばかりが目立ってしまい、まず白い目で見られます。のど自慢の司会者が困惑していたのも、そのためだと言えます。

2人がコスプレをせず、普通の格好で「ハレ晴レユカイ」を歌っていたら、この曲について知らない人は普通にJ-POPとして聴いていたと思います。また、会場全体が変な空気に包まれることも、司会者が困惑することもなかったでしょう。

TPOをわきまえた言動とコミュニケーション。自分たちの文化が世間に正しく理解されるためにも、(私を含めた)アキバ系はこのことを心がけなければならないと考えています。

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2007年5月 7日 (月)

受け狙いのアニメソングは買わない。

(この日記は2007年9月20日に改訂されました)

若者や大衆受けを狙ったJ-POPがあるように、アニメソング および アニメソング歌手の曲の中にも、アキバ系への受けを狙っているのが明らかなものがあります。2006年12月31日の日記で紹介したキャラクターソングや、「電波ソング」と呼ばれる曲がその代表格です。

前者は深夜アニメの主題歌として、後者はアダルトゲームの主題歌として使われることが多く、しばしばアキバ系のブログや掲示板でもてはやされます。アニメ「魔法先生ネギま!」の主題歌「ハッピー☆マテリアル」が一時期オリコンチャートを賑わせたのも、前者に当てはまる、アキバ系への受けが良い曲だったからでしょう。

私はアキバ系を自負しており、アニメソング歌手の曲を(J-POPと同じくらい)よく聴いていますが、そのような受け狙いの曲を買いたいとはほとんど思いません。その理由は、私が苦手としている子供っぽいボーカルが多く、邦楽として聴くことに抵抗があるからです。アニメ・ゲームの主題歌として聴くには気にならなくても、それらとの関係を断ち、邦楽として扱ったときにこのような不満を感じるのです。

受け狙いのアニメソングや、それらが好きであることを否定するつもりはありません。しかし、邦楽好きとして、「邦楽としてのクオリティ」という面で判断するにあたっては、上のように辛口にならざるを得ません。アニメソングであることを理由に、それらを過大評価したくはありません。

アニメソングファンの立場ではなく、邦楽好きの立場からアニメソング および アニメソング歌手の曲を評価する。このような(自称)アキバ系がいることを、同じアキバ系の人にはもちろん、そうでない人にも知ってもらえたらいいなと思っています。

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2007年4月24日 (火)

ゲーム音楽好きを苦しめる「特典商法」。

(この文章は2009年2月16日に改訂されました)

本館でも紹介していますが、私はゲームのサウンドトラックを何枚か持っています。すべて「好きな歌手の曲が入っているから」「主題歌やBGMを気に入っているから」という理由で買ったもので、ゲームそのものには関心がありません(1個も持っていない)。

そのような買い方をしているためか、ゲーム・アニメ好きの知り合い(2006年11月15日の日記に出てきた知り合いと同じ)からは「おかしい」と言われ、関心を持たれています。「珍しいタイプのアキバ系かもしれない」と。(^^;

さて、ゲーム業界、特にアダルトゲーム業界では、「ゲームソフトに何らかの特典を付けて売る」という販売方法がよく取られています。特典を付けることで「お得感」や希少価値を高め、ゲームファンの購買意欲を刺激するのが主な狙いです。

私が見てきた限り、アダルトゲームで一番多かったのが「サウンドトラックが初回特典」というパターンでした。つまり、ゲームの初回限定版を買えばサウンドトラックが手に入るということです。「そのゲームの購入を考えており、主題歌も気に入っている」というファンにとっては都合の良いパターンと言えるでしょう。

しかし、この組み合わせを好ましく思わない人がいます。「主題歌やBGMだけ聴ければ十分」というタイプの人です。私のようにゲームに関心のない人はもちろん、アダルトゲームのファンであっても、「このゲームは別にほしくない」と判断すればこのタイプに当てはまります。

一度特典となったサウンドトラックが市場に出回ることは、まずあり得ません。つまり、その主題歌がほかのCD(歌手のアルバム、ゲーム主題歌集など)に収録されない限り、ゲームの初回限定版を買って聴かざるを得ません。はっきり言って本末転倒であり、市販のアルバム以上に高い出費も強いられます(9,000円を上回ることもある)。

サウンドトラックが単品で発売されていれば、生産終了・在庫切れとならない限りいつでも買うことができます。また、普通の音楽CDとして扱われるため年齢制限がなく、18歳未満の人も買って聴くことができます(リスニングポッドXVによる試聴も可能)。開放的かどうか、つまり、物理的・経済的・心理的に手に入れやすいかどうかで比べれば、明らかに特典よりも上です。

ゲーム音楽やアニメソング歌手のファンを苦しめる、アダルトゲーム業界に蔓延する「特典商法」。閉鎖性の開放 ならびに ファンの負担が軽減されることを願って、今後も警鐘を鳴らしていこうと思います。

(関連ページ)
邦楽業界でも、今回触れたような「特典商法」が見られるようです。以下のページに、そのことへの批判が書かれています。

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2007年4月 4日 (水)

深夜アニメは多種多様 - 一般向けも数多い。

録画した深夜アニメを観ているとき、「この内容だったら、深夜でなくても・子供や『アキバ系でない人』に見せても問題ない」と思うことがしばしばあります。昨年放送された「あさっての方向。」、3月に終わった「ひだまりスケッチ」を観たときも、そう思いました。

午後1時に「ひだまりスケッチ」を兄・母と一緒に観たことがありますが、違和感はまったくありませんでした。それどころか、この時間帯のほうが合っているのではと、「実現はあり得ない」と確信していながら感じたほどです。

さて、深夜アニメに対する先入観として、「マニア向けなのでは」「いかがわしいのでは」という見方があります。そのようなアニメも確かにありますが、それは深夜アニメの一部であり、全部ではありません。むしろ、上で紹介したアニメのように、一般の人が観ても大丈夫な作品(=深夜でなくても放送できる作品)のほうが、今や半数以上を占めています。

アニメソング歌手が多種多様なのと同様、深夜アニメの内容や作風もさまざまです。「食わず嫌い」をせずにチェックしてみれば、それを実感できると思いますし、朝昼晩のとは一味違った面白い・素晴らしい作品に出会えるかもしれません。

(関連ページ)
アキバ系文化を語るキーワード: 深夜アニメ
アニメ! アニメ!: 一般マーケットに広がる深夜アニメ

(おまけ)
「ひだまりスケッチ」で好きな人物のベスト3です。宮子のような女性がいたらぜひ友達になりたい。(^^;

  1. 宮子
  2. ヒロ
  3. 岸 麻衣子(第9話に登場)

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2007年3月26日 (月)

アニメソング歌手についてのまとめ。

これまでに書いてきたこと および 知り合いと話し合って出てきた意見を元に、アニメソング歌手についての考えをまとめました。(かっこ内は関連する記事の日付)

  1. 一言で「アニメソング歌手」と言っても多種多様。アニメソング歌手全員がマニアックな曲を歌うのではないし、J-POP歌手との境界線も今やきわめて曖昧である。(2006年11月19日

  2. この現状から、アニメソング歌手とJ-POP歌手を区別せず、両者を邦楽歌手として対等に紹介・推薦することに問題はない。むしろ、そうしたほうが「より多くの人に聴いてもらいたい」と望むアニメソング歌手のためになる。(2006年7月14日

  3. アニメソング歌手の曲を他人に勧めるときは、歌っているのがアニメソング歌手であることを伏せて聴かせたほうが良い。相手のゲーム・アニメに対する先入観を排除できるからである。ただし、自分がアニメソングファンであることを相手に知られている場合、先入観を排除するのは難しい。(2006年11月15日

  4. アニメソング歌手には、自身の公式サイトに試聴曲を公開し、アキバ系でない人に向けても曲を宣伝・紹介してほしい。J-POP歌手に近いアニメソング歌手に対しては、特にそう思っている。(2007年2月4日

  5. アニメソングファンに必要なのは、J-POPとの対立ではなく共存である。対立、つまり閉鎖的・排他的な言動を取り続けている限り、ファンでない人からの理解は得られない。理解してもらうためには、まず、J-POPとそのファンを受け入れることが大事。(2006年11月26日2007年3月1日

  6. 以上のことは、声優として知られている歌手にも当てはまる。


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2007年3月19日 (月)

テレビの暴力シーンにうんざり。

自己紹介のページにも書いてありますが、私は時代劇を含め、テレビドラマを嫌っています。今までに観てきた・聞こえてきたドラマのほとんどに何らかの暴力シーン(言葉の暴力も当てはまる)が含まれており、何度も不快な気分にさせられたのがその理由です。

しかも厄介なことに、ドラマ自体を観て・聞いていなくても、ドラマの暴力シーンから完全に逃れることができません。CMという形で、何の前触れもなく放送される可能性があるからです。唯一の解決策は「テレビを見ない」ですが、家族と一緒に住んでいる以上、それは不可能です。

ドラマだけではありません。バラエティ番組で放送される「再現VTR」の中にも暴力シーンは出てきます。この場合、差別・いじめ・中傷といった精神的な暴力が主で、それらを「聞かされる」たびに腹立たしく感じています。

テレビゲームに含まれていれば「○歳以上対象」となりそうな暴力シーンが、事実上何の制限もなく しかも 毎日のように出てくる。テレビ番組のこの現状に、私は困り果て そして うんざりしています。放送局に自主規制の強化を求めるつもりはありませんが、「暴力シーンがはびこっている」という現状はしっかりと認識してもらいたい。

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2007年3月12日 (月)

Ritaさんの音楽活動への姿勢に共感。

音楽ユニット Blueberry&Yogurtで作詞・ボーカルを担当しているRitaさんが、3月11日付の日記で次のように書いていました。(かっこ内は綾川ほとり)

(「アルバムのジャケ絵ですが,できればしろ氏(のイラスト)で統一して欲しいです」というファンからの要望に対して)

しろさんのスケジュールがあいさえすれば、
し・ふぉ・ん」(Ritaさんの所属するボーカルユニット)に関しては
今後もしろさんにお願いしたいなーって思っています。(中略)

ぶるよぐ (Blueberry&Yogurt) やわたしのコンピレーションCDなど、今後も出していくであろうCDに関しては
ジャケットやブックレットは基本的に「イラストを使わない」方向でコンセプトを固めています。
差し替えやおまけ等ではイラストを使用する可能性もでてくるかもしれないですけどね…

イラストを使わない。この方針をブログで明確にしたRitaさんに、私は「『閉鎖性の開放』を歌手自ら宣言している」として大いに共感しています。Blueberry&Yogurtに限らず、好きなアニメソング歌手に対しては、常に「イラストは避けてほしい」と思っています。

CDを発表する際、ゲームやアニメで見られるような可愛いキャラクターのイラストを表紙にすると、それらを好む人には「動機付け」になるでしょう。しかしそれは、そうでない多くの人に対しては逆効果です。イラストが「オタクっぽさ」を彼らに向けて発しているのですから、収録曲がそのように判断されてもおかしくありません。

Ritaさんはおそらく、このことを考慮した上で「イラストを使わない」と宣言したのでしょう。今後も、この方針を撤回することなく、一般の人をも視野に入れた音楽活動を続けていただきたいです。

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2007年3月 2日 (金)

佐賀県武雄市の条例案は「言葉狩り」。

佐賀県武雄市にて、妻に対して「オイ」「ワイ(現地の方言で「おまえ」の意)」と呼びかけることを禁止する条例が発案されています。武雄市長のブログにも、そのことが新聞付き・コメント付きで載っています。

私はこの市の住民ではありませんが、このような条例が可決されることには強く反対しています。男女共同参画という大義名分の下、上の2つの言葉が「狩られる」ことになるからです。もし可決されたら、このような恐ろしい事態になるのは想像できるでしょう。

  • 夫は妻に対し、常に「オイ」「ワイ」とうっかり言わないように気をつけて生活しなければならない。これは夫にとってかなりのストレスである。

  • 遠くから呼びかけるときの「おーい」や驚きを表す「おいおい」も、拡大解釈によって規制される可能性がある。

  • 妻が「オイ」「ワイ」と呼ばれることを認めていても、それを快く思わない第三者に聞かれた場合、その第三者に訴えられるおそれがある。


「弱者保護」の名の下に言論・表現等の自由を侵害するとして、人権擁護法案には多くの人がWeb上で反対の署名を行なっています(私もしました)。上の条例案も、「女性保護」の名の下に男性の権利を不当に拘束する危険性があるのです。

「バカ」や「アホ」が必ずしも差別的でないのと同様に、「オイ」「ワイ」も話し手の態度や状況によってニュアンスが変わります。支配的・暴力的な意味合いで使われるというだけで禁止するのは、行き過ぎた制限であり、「言葉狩り」に他なりません。

意識改革は、法的な手段でなく、広報や講演などによる啓発、地域・家族間コミュニケーションの改善促進 といった道徳的な手段でやっていただきたい。私はそう思っています。

(関連サイト)
“差別用語”と呼ばないで

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2007年2月21日 (水)

MP3は「最高音質」の設定でなくても十分。

「最高音質のMP3ファイルが作れる」という理由で、LAMEというエンコーダを使い、320kbpsの固定ビットレートで音楽データを圧縮している(と日記やブログに掲載している)人を見かけます。MP3のビットレートの上限が320kbpsなのを考えれば、確かに「最高音質」なのかもしれません。

しかし、この設定はほとんどの人にとって「行き過ぎた」設定であり、ファイル容量も無駄に大きくなります。パソコンや携帯プレーヤーで音楽を楽しみたい人は、どんなに自分の聴力の良さを自負していても、これを真似すべきではありません。

「最高音質」の設定にしなくても、LAMEのような優れたエンコーダを使い、それなりに高い音質となる設定で圧縮すれば、ほとんどの場合、(ABXテストにおいて)圧縮前とまったく同じに聞こえます。たとえ同じに聞こえなくても(=違いを聴き取れても)、屋外など、静かでない環境で聴くには気にならないほどの劣化でしょう。

さまざまな音質設定(可変ビットレートを推奨)で圧縮した曲を用意し、ABXテストで圧縮前のものと聴き比べてみてください。いくつかの曲で試せば、「最高音質」でなくても十分であることはもちろん、自分にとって適切な音質設定がどれかも、客観的に分かるはずです。

(参考ページ)
音声データの圧縮については、AnonymousRiver Site にあるこれらのページがとても参考になります。

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2007年2月16日 (金)

可変ビットレートのすすめ。

音楽CDから抜き出した音声データを MP3・WMA・AAC などの形式に圧縮するときは、音質重視・容量重視のどちらであっても、可変ビットレート (VBR) で行うことを強くお勧めします。音の変化(厳密には波形の変化)の度合いに応じてビットレートが調節されるため、固定ビットレート (CBR) より効率の良い(=小容量で高音質の)圧縮が望めるからです。

例えば、ある音楽データを192kbpsのCBRで圧縮するとします。もし高い音質を保つのに256kbps必要な部分があったら、その部分は劣化してしまいます。その一方、128kbpsで十分高い音質を維持できるところでは、64kbps分のデータが「無駄遣い」となってしまいます。この場合、ビットレートを256kbpsにすれば前者の劣化を抑えられますが、後者における「無駄遣い」も128kbps分に増えてしまいます。

同じ音楽データをVBRで圧縮した場合、前者に256kbps分、後者に128kbps分と適切なデータ配分がなされる(注1)ため、平均ビットレートが192前後であれば、CBRで圧縮したときよりも音質が良くなります。このような無駄の少ない圧縮が、VBRの一番のメリットであり、私がVBRを勧める理由です。

ただし、携帯プレーヤー および 圧縮音源対応のカーオーディオの中には、VBRに対応していないか、不具合のせいで正常に再生できないものがあります。VBRでの圧縮をお考えの方は、使っている または 買おうとしている製品で正常に再生できるかどうか、信頼できるサイトで確認することをお勧めします。

(注1)
厳密には、どの程度配分されるかはVBRの設定によって上下します。超音質重視の設定にすればより高く、容量重視の設定にすればより低くなるでしょう。

(追記)
圧縮音源の音質について語っているサイト・ブログはたくさんありますが、間違った情報を流している所が数多くあります。それらに騙されないためにも、以下のページを一読することをお勧めします。

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2007年2月 4日 (日)

歌手の公式サイトに求める3つのこと。

持っている邦楽を紹介・評価しているということで、歌手の公式サイトを(積極的に見ていないのを含めて)50ヶ所以上見てきました。その中には、次のいずれかに当てはまる「問題のある」サイトも数ヶ所あり、気になっています。

  1. メニューなどの重要な部分にFlashが使われている。
  2. 過去の作品が紹介されていない。
  3. 試聴できない。

1について。
良い視覚効果が得られるとして、トップページやメニュー画面にFlashを使っている公式サイトがあります。しかし一方、Flashで作成したコンテンツには次のような問題点があり、利用者に負担がかかってしまいます。

  • 読みこみに時間がかかる。
  • Flashを再生するプラグインを導入しないと表示されない。
  • そのコンテンツ内でページが切り替わった場合、ブラウザの「戻る」ボタンで元に戻せない。

トップページやメニュー画面にあたる部分がFlashでできていた場合、もしプラグインを導入していなければ、管理者がそれを考慮していない限り、まともに閲覧できなくなります。また、アクセシビリティを考慮した設計が行われていない場合、身体や目に障害のある人はそのページを閲覧しにくくなるか、まったくできなくなります。

見た目が大事であることを考えると、Flashを使うなと簡単には言えません。しかし、使うのであれば、プラグインを導入していない人や障害のある人でも閲覧できるよう、ページやFlashの設定を確認した上で使っていただきたいです。

2について。
数は少ないですが、過去にリリースした作品を公開していない公式サイトがあります。これでは、紹介していない旨の注意書きがない限り、「他にない」と誤解されてもおかしくありません。また、紹介されていないCDを持っている人からは、「なぜ紹介しないのか」と疑いの目で見られることも考えられます。

3について。
以前、「歌手の公式サイトで最も重要なのは、音楽を試聴できることだ」と日記で主張したことがあります。この考えは今でも変わっていません。アニメソング歌手など、世間的に注目されていない歌手の公式サイトに対しては、特にそう思っています。

私が見てきた中では、Suaraさんの公式サイトが最も気前が良く、アルバムに収録されている曲のサンプルがすべてWMA形式で公開されており、ダウンロードして聴けるようになっています。ここまでの気前の良さを求めるつもりはありませんが、歌手の公式サイトには、今までより多く、より手軽に試聴できるページになることを望んでいます。

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2007年1月21日 (日)

「健康番組」の情報はあてにしない。

フジテレビ系の番組「発掘!あるある大事典2」にて、納豆のダイエット効果に関する放送で捏造が発覚しました。その捏造の手口が悪質だとして、製作元の関西テレビには、番組打ち切りを含めた厳しい措置が取られるようです。

さて、この捏造が発覚する前から、私は「あるある大事典」を一切信用していません。その中でいくら「○○が体にいい」「○○でやせられる」と宣伝されても、そしてそれがいくら噂になっても、「これらもある種の煽動にすぎない」と考え聞き流しています。

この番組に限らず、いわゆる健康番組が発する情報、ダイエット食品や化粧品の宣伝など、健康や美容に関するものにはまず疑ってかかります。Webサイト「発掘?あるあるトンデモ大実験」でそれらの事実や実態を知り、不信感を抱いて以来、この姿勢はずっと変わっていません。

例えば、実験とその結果に対しては「被験者が少なすぎないか」「対照実験が必要ではないか」「その結果はプラシーボ効果に汚染されていないか」などとまず考えます。また、統計に対しては「アンケートの仕方は適切か」「違いを大げさに表していないか」のように考え、安易に受け入れません。

視聴者一人一人がこのような目を持ち、冷静に判断できるようになれば、品質や価値の低い番組が淘汰され、番組全体の質が高まるのではないかと私は思います。今回の事件を機に、番組スタッフの意識はもちろん、視聴者のメディアリテラシーが向上し、それが持続することを願っています。

(関連ページ・書籍)
健康情報の読み方 -おないのホームページ-
tak shonai's "Today's Crack"(今日の一撃) - ニーズが大きすぎるから、インチキも出る
創造の館ブログ - あるある大辞典はなぜ破綻したか
鷺一雄『また「あるある」にダマされた。』三才ブックス、2006年

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2007年1月11日 (木)

音楽配信サービスから距離を置く。

2006年6月15日の日記に書いたとおり、私は iTunes Music StoreNapster といった音楽配信サイトを一切利用していません。面倒なのを承知の上で、ほしいと思った曲はすべて、音楽CDを買って もしくは 借りて手に入れています。

このような姿勢を取っている私は、配信サイトを利用している人たちから「保守的」と思われているでしょう。しかし、配信される音楽の実態と問題点を知っているので、それらのリスクを負ってまでダウンロードして買いたいとは決して思いません。コピーに時間がかかるという難点があるとはいえ、音質も自由度の高さも、音楽CDのほうが上ですし。

2006年9月20日に、「古くても現役、新しくても不要」という日記を書きました。私にとって、音楽配信サービスは典型的な後者です。将来、音楽CDを買う人がたとえ少数派になっても、私の音楽CDに対する「愛情」は決してなくなりません。

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2006年12月17日 (日)

検索結果は玉石混交 - 「ハッピー☆マテリアル」で痛感。

ブログに書く・書かないを問わず、調べ物の参考になりそうなサイト・ブログを求めて、ほぼ毎日Googleを利用しています。そのときに思うのが、検索結果が玉石混交、つまり、参考になるページとならないページが入り混じり、ほしい情報になかなかたどり着けないということです。特に、ある物事に対する説明や意見を聞きたいときに、すでに知っていることや感想だけのページが「石」となるケースが(私には)多いです。

そのことを痛感したのが、11月26日の日記「アニメソングファンに必要なのは『J-POPとの共存』」を書くために、「ハッピー☆マテリアル」運動についてどのような意見があるのか調べたときです。その運動が熱狂的だったことは調べる前から知っていたので、ただ賛同・賛美 または 否定しているだけで意見のない、「石」にあたるページがたくさん転がっているだろうと検索前に予想しました。

そこで、「玉」、つまり、建設的な意見の書かれたページをできるだけ楽に探せるよう、キーワードを複数用意して絞り込みを図りました。しかし、それでも検索されるのは「石」ばかりで、参考となるページ(日記で紹介した2つはその一部)がなかなか見つかりませんでした。結局、参考となる意見を集めるのに、内容チェックの時間を含めて1時間以上と、(普段の情報収集に比べて)かなりの時間を費やす羽目に。

「石」にあたる情報すべてが無駄だとは思っていません(真っ当な感想は口コミとして役に立つ)。しかし、それらによって必要な情報が見つかりにくくなっているのは確かです。

検索結果の1ページ目だけを見て満足せず、次のページ、次のページへと奥深く進んでみる。一つのキーワードだけで検索しようとせず、複数の組み合わせを試してみる。玉石混交のネット情報を有効に活用するため、私はこれらの方法を取っていますし、それがメディアリテラシーの向上に繋がると考えています。

(参考記事)
GoogleがM&Aを急ぐ理由 -PageRankが崩壊する日-
Kimio'sDiary「がらくた日記」 - Googleは信頼できるか?

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2006年12月 5日 (火)

掲示板やブログは「有害なページ」となり得る。

とあるファンサイトの掲示板を見たところ、そのサイトの趣旨に明らかに反した卑猥な「落書き」がいくつも並んでいました。アダルトサイトの経営者(らしき者たち)によるスパム投稿であり、一種の「掲示板荒らし」です。掲示板のほかにも、最近では、ブログのコメント欄に同じような行為をされるようになり、ブログを運営する人にとっての悩みの種となっています。

成人向けでないサイト・ブログを運営している場合、スパム投稿による問題は特に深刻です。なぜなら、アダルトサイトにしかないはずの情報を、性的な表現を嫌う人や未成年者にまで見せてしまうことになるからです。言い方を変えれば、スパム投稿によって、自分の掲示板やブログが知らぬ間に「有害なページ」となってしまうのです。

掲示板のあるWebサイトやコメント機能のあるブログを運営している人は、スパム行為がされていないかこまめにチェックし、万一されていたら徹底的に削除する必要があると考えています。また、次のような対策を取り、有害な情報を未然に防ぐことも大事でしょう。

(掲示板の場合)

  1. 掲示板の設定を変更し、スパム対策をより厳重にする。
  2. スパム対策機能の充実した掲示板に取り替えるか、改造して機能を充実させる。
  3. 掲示板への書き込みを認証制にし、有害な書き込みを「不許可」とする。1~2と組み合わせるとより効果的。ただし、このタイプの掲示板は非常に少ないので、実行するのは困難。
  4. 「会員専用」の掲示板に取り替えるか、改造して「会員専用」にする。この場合、(良心的な)訪問者にパスワードを教え、入れるようにしておく。1~3と組み合わせるとより効果的。
  5. 掲示板を閉鎖するか、改造して閲覧専用にする。前者の場合、今までの(有害でない)書きこみをHTML形式で保存しておいても良い。

(ブログの場合)

  1. ブログの設定を変更し、スパム対策をより厳重にする。
  2. コメント機能を認証制にし、有害なコメントを「不許可」とする。1と組み合わせるとより効果的。
  3. スパム対策機能の充実したブログに引っ越す。ただし、完全に引っ越せるとは限らないので注意。
  4. コメント機能を無効にするか、閲覧専用にする。

子供を有害な情報から守り、また、訪問者に不快感を与えるのを防ぐためには、情報を発信する側の対策が欠かせない。私はそう確信しています。

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2006年11月26日 (日)

アニメソングファンに必要なのは「J-POPとの共存」。

アニメ「魔法先生ネギま!」のオープニングテーマ「ハッピー☆マテリアル」をオリコンチャートの1位にランクインさせようという運動が去年、ネット上で話題となりました。下の文章は、そのとき掲げられたスローガンです。

このプロジェクトの目的は、アニソンで日本の音楽アーティスト達を圧倒し、オリコン一位を取って歴史に名を残す事、及び、荒廃した邦楽業界に革命を起こす事を主な目的としています。また、今TVで放送されているランキングはその局ごとによってかなり捏造されている様です。(アニソン等が上位に入ると、紹介が極端に短かったり、最悪の場合は存在自体無かった事にされる)

しかし、一位になった曲を差し替える様な暴挙までは出来ないはずです。そこで、マスコミに一泡吹かせてやろうと計画され、三つ目の目的となっています。

これに基づいてか、最近ではアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングテーマ「ハレ晴レユカイ」で同じ運動が起きました。今後も、アニメファンを中心としたこうした運動は(残念ながら)続いていくと思います。

このような運動に対して、私は、話題になり始めた頃からずっと距離を置いています。なぜなら、「日本の音楽アーティスト達を圧倒」や「荒廃した邦楽業界に革命を」という主張から連想されるように、J-POPとの「対立」が前提となっているからです。

現に、「ハッピー☆マテリアル」運動の際、過激な支持者は、オリコン1位が期待される歌手を一方的に敵対視していました。明らかな「対立」です。また、アニメファン・アニメソングファン(と思われる人)が運営しているブログには、アニメソング・アニメソング歌手に関する記事ばかりが並んでおり、J-POPに関するものはほとんど あるいは 一切見られません。全員がそうとは言い切れませんが、彼らがJ-POPに関心がないか、意図的に避けていることの現れでしょう。

確かに、上記のスローガンが主張する「紹介が極端に短かったり、最悪の場合は存在自体無かった事にされる」については私もそう感じますし、公平性・正確性の面で改善すべき問題だと思っています。しかし、私が必要だと感じているのはこれだけです。アニメソングが1位にランクインすることや、音楽業界に革命が起こることなど一切求めていません。

「ハッピー☆マテリアル」運動のような、J-POPとの「対立」を前提とした運動を行なっても、マスメディア(特に音楽番組)や大衆が知らんぷりをすればそれまでです。むしろ、組織票じみた運動、音楽CDの無意味なまとめ買い、ブログや掲示板での閉鎖的な盛り上がり などの実態に気づいた大衆によって、「アキバ系」全体が冷たい目で見られ、ますます軽蔑されるのではないでしょうか。つまり、自分たちの起こした運動で、自分たちが追い込まれるというわけです。

私が実践 そして 提案しているのは、J-POPとアニメソングの「対立」ではなく「共存」です。具体的には、「共存」のために次のようなことを実践・提案しています。

  • アニメソングを絶対視せず、J-POPを毛嫌いせず、両者を邦楽として受け入れる。
  • 知人や友人に、アニメソング・アニメソング歌手の曲を邦楽として聴いてもらう(11月21日の日記を参照)。
  • アニメソングすべてが「アキバ系」向けでないことをブログなどで伝える(11月19日の日記を参照)。
  • アニメソング・アニメソング歌手について書く際、むやみに騒ぎ立てず、不特定多数の人に読まれることを意識する。

これらの行動を取ることで、アニメソングファンとそうでない人の間にある「壁」を薄くし、お互いに分かり合えるようにすれば、アニメソング・アニメソング歌手のイメージは次第に良くなっていくと信じています。そして、イメージが改善すれば、マスメディアによる不当な扱いは徐々に少なくなっていき、「アキバ系」への偏見も多少は和らぐのではないでしょうか。J-POPとアニメソング・アニメソング歌手の曲の両方が好きな者として、両者のファンが友好的になることを望んでいます。

(参考記事)
大人の落書き帳 - 第299話 ハッピー☆マテリアル
ごんぎつね - アニソンのファシズム

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2006年11月19日 (日)

「アニメソング歌手」と一言で言っても……

(この日記は2006年12月14日に改訂されました)

5月20日の日記7月14日の日記8月3日の日記などに書いたとおり、「あやかわ邦楽展示場」とこのブログでは、アニメソング歌手の曲を、ほかの邦楽歌手の曲と一緒に紹介・評価しています。目次や曲目だけでは分かりづらいですが、「アニメ『○○』主題歌」という注釈や公式サイト・ファンサイトを手がかりにすれば、誰がアニメソング歌手なのかは想像できると思います。

しかし、一言で言えば同じ「アニメソング歌手」でも、どんな曲を歌うのかは歌手によってまちまちで、単純に一まとめにはできません。具体的には、次のようなタイプに分けられます。

  1. 典型的なアニメソングを歌う/歌った歌手(水木一郎JAM Projectなど)
  2. アキバ系をターゲットとしたマニアックな曲を歌う/歌った歌手(桃井はるこMOSAIC.WAVなど)
  3. マニアックではないが、ゲーム・アニメの主題歌であることが感じ取れる曲を歌う/歌った歌手
  4. J-POPとして聴いても違和感のない曲を歌う/歌った歌手

昔は1のタイプが大多数でしたが、今は3や4に当てはまる歌手が多く活動しており、J-POP歌手との境界線がきわめて曖昧となっています。特にKOTOKOさん(ただしメジャーに限定)、Suaraさん橋本みゆきさんゆうまおさんといった4のタイプの歌手については、ゲーム・アニメファンでなくても安心して聴ける曲ばかりです。近くのお店にリスニングポッドXVがありましたら、まず彼らの曲から試してみてください。アニメソング歌手に対する考え方が変わるかもしれません。

ちなみにこのことは、丹下桜さん金月真美さんなど、声優としても活動している/していた歌手にも当てはまります。つまり、J-POPとして聴いても違和感のない曲を歌う人がいるということです。

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2006年11月 9日 (木)

I'veのアルバムへの収録を望むこの曲。

(この日記は2007年2月23日に改訂されました)

I'veの7枚目のアルバム「Collective」の発売から、約1年1ヶ月がたちました。1年半~2年おきに発売されてきたのを考えるとまだまだ先の話かもしれませんが、8枚目のアルバムがいつ、どの曲を収録して発売されるのか、ファンの1人として本当に楽しみです。

曲目についてはまったく想像できませんが、できれば、私の好きな次の曲が入ったらいいなと思っています。これまでに発表した曲の多さを考えると全部は無理だろうけど、3曲くらいは入りそう。

  • allegretto ~そらときみ~
  • Just as time is running out
  • Leaf ticket
  • spillage
  • unsymmetry
  • Vacillate
  • went away
  • World meets worlds
  • いっしょにね ~幸せのある場所~

この中で spillage については、好きだという理由以外に、「閉鎖性の開放」の面から収録を望んでいます。I'veファンの間で非常に評判が良いにも関わらず、「ゲーム『巫女舞 ~ただ一つの願い~』の予約特典にしか完全版が収録されていない」という、非常に厳しい扱いを受けているからです。今のままではごく一部の人しかその完全版を聴くことができず、しかも、予約特典という性格上、手に入れることはほぼ不可能です。これを閉鎖的と言わず何と言うのでしょう。

試聴して良いと感じた曲をフルコーラスで聴きたい。ファンなら当たり前のように思うであろうその願いが叶うことを強く願っています。なお spillage は、「巫女舞 ~ただ一つの願い~」のデモムービー(エンディング曲使用版)で1コーラス試聴できます。このゲーム自体は成人向けですが、デモムービーは全年齢向けに作られているので安心してご覧ください。

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2006年10月16日 (月)

批判的なファンでありたい。

以前、「I'veに求めるものは『閉鎖性の開放』」というタイトルで、音楽ユニットのI'veに対してファンの立場から批判をしました。簡単にまとめれば、「もっとファンの立場になって曲をリリースすべき」という批判です。

10月1日には、「Suaraさんの『夢路』に関する一つの不満」で、SACD盤にだけボーナストラックが入っていることに対して強く批判しました。Suaraさん本人に向けてではありませんが、これもファンの立場からの批判です。

好きな歌手(とその関係者)の言動・活動内容・方針などに問題がないか冷静に判断し、問題点や改善すべき点があるときは、ほかのファンが触れたくない・聞きたくないことであってもハッキリと批判・主張する。今後も、このような批判的なファンであり続けたいですし、それが本当のファンだと考えています。

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2006年10月 1日 (日)

Suaraさんの「夢路」に関する一つの不満。

27日に届いたSuaraさんのアルバム「夢路」をきのう、1コーラスずつ順番に聴きました。全体的に穏やかな前作「アマネウタ」と比べ、「アオイロの空」「あなたの笑顔」といった明るい曲もあり、バリエーションが豊かになっています。おすすめ度は文句なく5つ星で、予約して買った甲斐がありました。

さて、このアルバムについて、Amazonでの紹介ページに不満が書かれていました。その内容がこちらです(注釈は綾川ほとり)。

PS2版の(ゲーム「うたわれるもの」の)OPが収録されるのはこのCDだけらしいので買おうかとおもったのですが、SACD版にだけ折戸さん(=作曲家の折戸伸治氏)の曲が収録されるらしいですね。

正直言ってSACDなんてよっぽどのマニアしか視聴環境を持ってないのに・・・。
どうしてそういう商売に走っちゃったの?

たった一曲、されど一曲。好きだからこそそのために躊躇してしまう。
200円の差額なんてファンにとってはなんてことは無いんです。

折戸さん含む関係者の皆さんにはもう一度考え直してほしい。
このCDについては今更どうしょうも無いけれど、これから先も同じような「商売」を続けるのであれば、その度にCDを買う人は減ってゆくでしょう。

素晴らしい音楽ゆえに悲しい。

上のレビューを書いたbookbord氏と同様、私も、「SACDにだけボーナストラックがある」という今回の件について不満を抱いています。SACDを聴ける環境にいないという個人的な理由からも、聴く側の立場になっているかという観点からも。

CDショップ、特にJ-POPのコーナーに従来の音楽CDがずらりと並んでいることから分かるように、SACDも、それと競合しているDVD-Audioも全くといっていいほど普及していません。そんな現状を考えれば、「よっぽどのマニアしか視聴環境を持ってない」のも当然のことでしょう。ほとんどの音楽ファンは、今までどおり、音楽CDを聴ける環境さえあれば十分なのですから。

そのような普及していないSACDにだけボーナストラックを入れるのは、大多数の音楽ファンを無視していることにならないでしょうか。Suaraさんファンの一人として、今後はこのような販売をしないことを強く願っています。

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2006年9月24日 (日)

私にとっての最高の歌手は……

「あなたにとって最高の歌手は誰ですか?」

実際に聞かれたことはありませんが、もしこう聞かれたら、私ははっきりとこう答えます。――「誰でもない」と。

私は、特定の歌手を「賛美」せず、10人以上いる好きな歌手を「応援」するタイプです。そんな私にとって、「最高の歌手を選ばなければならない」というのは苦痛以外の何物でもありません。

また、仮にお気に入りの歌手を1人に絞っていたとしても、その歌手が私にとっての「最高の歌手」であり続ける保障はありません。より好きな歌手に出会う(つまり浮気する)こともあれば、何らかの理由でその歌手を嫌いになることも考えられるからです。加えて言えば、浮気または失望するたびに「最高の歌手」を入れ替えるという、ご都合主義的な考え方はしたくありません。

「良い」「優れている」と感じるものを best とせず、better にとどめておく。絶対視という思考停止状態に陥らないためにも、このような考え方が大事だと思っています。

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2006年9月20日 (水)

古くても現役、新しくても不要。

私は、2年半前に買った携帯電話を今でも大事に使っています。着うた、ワンセグ、おサイフケータイなどの比較的新しい機能は付いていませんが、なくても不便に感じないので、機種変更せずそのまま使い続けています。

また、Windows 98 搭載のパソコンも、綾川家ではいまだ現役です。USB 2.0 に対応していないなど不便な点はありますが、なくても問題ないので、買い換えずそのまま使い続けています。

その一方で、マスメディアなどで新製品が発表・紹介されても、必要性や利便性が感じられなければ期待しません。現在、パソコン雑誌で Windows Vista というOSが注目されていますが、「tak shonai's "Today's Crack"(今日の一撃)」の庄内拓明氏と同様に、私も不要と考えています。Windows XP +オンラインソフト数個という現在の環境で、使い勝手は十分良いからです。

また、Microsoft Office の最新版 (Office 2007) にも期待していません。今使っている Office 2003 と入れ替える必要性が、まったくと言って良いほど感じられないからです。むしろ、従来の Office から(ライトユーザーにとって)余計な機能を削ぎ落とし、よりシンプルにしたほうが良いと思っています。それらの機能を本体から切り離し、アドオンという形にしておけば、このくらい簡単に実現できるはずですが。

古くからあるものを「時代遅れ」と切り捨てず、大事にする。新しいものを安易に取り入れず、本当に必要かどうか確かめる。この2つを念頭において、私は生活しています。

(関連記事)
tak shonai's "Today's Crack"(今日の一撃) - Windows Vista なんて
tak shonai's "Today's Crack"(今日の一撃) - "Office 2007" に「期待しない」

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2006年9月10日 (日)

自動車教習からみる「型」の重要性。

304 Not Modified - 個性の見つけ方を教えてください より。

私は、個性を持たせるためにあえて「型」を教えるべきだと思う。基本ができて応用が存在する。個性だって突然見つかるものじゃない。気がついたらそれが個性だったと認識する方が多い。型を覚えるうちに、ここはこうしたらいいのではないかと試行錯誤をしていくうちに個性が生まれてくるのだと思う。

この「『型』を教えるべきだと思う」の例として、ブログ「undercurrent」を運営する鈴実さんは「型より入りて型より出づる」でダンスと武道を挙げていますが、私は自動車教習を挙げます。

自動車教習は、学科においても技能教習(場内、路上の両方とも)においても教本という「型」があり、教官はその「型」に沿って講義や指導を行なっています。教習生は、運転に関する知識と心がけ、それに運転技術の基礎をそこから学んでいきます。そして検定や学科試験を受け、「運転に関する基礎をしっかりと身に付けているので、安心して運転を任せられる」と判断されれば、免許証が交付され、1人で運転できるようになります。

運転に慣れてくると、安全運転か、ルールを厳密に守っているかはともかくとして、自分の運転に特徴が出てきます。つまり自分らしい(=個性のある)運転になったということで、これは、引用文にある「基本ができて応用が存在する」と同じことを指しています。基礎を知っている上での応用なので、何らかの理由で「自分らしい運転」に疑問を感じたら、基礎(初心)に戻り、それを修正することもできます。

もし自動車教習に「型」がなかったら、教習生はどうなるでしょうか。確かに、自分らしい運転はできるかもしれません。しかし、それは単なる自分勝手な運転であり、「法令遵守・安全運転」という基礎から派生した運転では決してありません。そんな人たちが路上に出たら、歩行者や他の車に迷惑をかけることは目に見えています。

このように、「型」を否定した個性偏重の教育(家庭教育を含む)は、「型」のない、つまり、身に付けるべき基礎や常識を知らない人間を生み出す危険性があるのです。自己中心的な行動を取る若者を多く見かけるようになったのも、これが原因なのかもしれません。

なお、『声に出して読みたい日本語』などで知られる齋藤孝氏も、言語教育における「型」の重要性を『日本語力と英語力』(中公新書ラクレ、2004年)で述べています。今日の英語教育に対する批判を含めて、私はこの考えに同意しています。

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2006年8月16日 (水)

公式サイトに試聴曲を公開してほしい。

歌手の公式サイトの中には、試聴曲(ストリーミング放送が多い)が公開されておらず、音楽配信サイトやお店でないと試聴できない所があります。「あやかわ邦楽展示場」の本館において、「試聴可」という注意書きのないサイトがそうです。

私は、公式サイトで最も重要なのは、音楽を試聴できることだと思っています。ほぼすべての公式サイトにディスコグラフィが掲載されていますが、これだけだと、その歌手を知らない人は、「どんな名前の曲を歌ったか」は分かっても「どんな曲を歌ったか」までは分かりません。「どんな曲を歌ったか」は、実際に聴いて初めて分かるものだからです。

試聴の結果、その人が「自分の好みに合っている」と判断したら、その曲の入ったCDが1枚売れるかもしれません。聴く側は自分の好きな曲を見つけることができ、聴いてもらう側(=歌手)は販売促進が期待できる。このように、試聴曲の公開は買い手・売り手の両方にメリットがあります。なので、歌手の公式サイトには、代表的な曲だけでもいいので、ぜひ試聴曲を公開したほうが良いと思っています。

また、公式サイトでの試聴曲の公開は、音楽配信サイトに比べて試聴者が限定されません。例えば、アップルの運営する iTunes Music Store とソニーの運営する Mora では、各社指定のプレーヤーがないと試聴できません。また、USENが運営する OnGen では会員登録(無料)が必要です。
それに対して公式サイトでは、専用のプレーヤーも会員登録も必要なく、ストリーミング放送を聴ける環境であれば誰でも試聴できます。試聴曲をダウンロードできる公式サイトもあり、その場合、さらに試聴しやすくなります。

残念ながら、私の好きな歌手、岡村孝子さん高橋真梨子さん西脇唯さんの公式サイトには、まだ試聴曲が用意されていません。彼女たちの曲を推薦する立場として、公開を強く願っています。

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2006年7月 8日 (土)

項目名の日本語化に大賛成。

音楽ユニット I'veのファンサイト「I've Sound Explorer」をチェックしたら、それまで英語だった項目名が、すべて日本語に変わっていました。Webページを作る上で重要なアクセシビリティを考慮した、とても良い更新だと思います。ほかのサイトも、これを見習って項目名を日本語化してくれればと思います。

私が見てきた限り、歌手の公式サイトやファンサイト、ゲーム製作会社の公式サイト、イラストを掲載しているサイトの項目名は、「かっこよさ」を求めているのか、英語が多いです。しかしそれは、それぞれの単語の意味を知らない人に、見ているページの閲覧を中断し、英和辞典などで意味を調べることを強いることになります。音声ブラウザでページを「聴いて」いる人にとって、その作業は特に面倒です。

また、英語の項目名の中には、複数形でない、意味が違う、和製英語であるなどの間違ったものも多く、それらを「正しい」と思いこんだ人が、自分のサイトに採用して間違いを広めてしまう可能性もあります。(二次創作物の展示コーナーを "copyright" と表すのは、代表的な誤り)

個人的な意見ですが、「英語=かっこいい」という幻想を持っている人が多いことに、私は不満を感じています。上で取り上げた項目名はもちろん、商品名やCMのキャッチフレーズからも、それが感じ取れます。カタカナ語の乱用も、この考えによるものではないでしょうか。
「使うな」と言うつもりは全然ありませんが、もう少し日本語を大事にしてくれればと思っています。

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2006年6月26日 (月)

I'veに求めるものは「閉鎖性の開放」。

音楽ユニットのI'veは、これまでに7枚 (*1) のアルバムを製作・発表してきました。しかし一方、アルバムに収録されていない曲も多く、それらは主に次のCDで聴くことになります。

  • ゲームの初回特典 または 予約特典
  • ゲームのサウンドトラック
  • あるメーカーが製作したゲームの主題歌集
  • あるアニメのイメージソング集

何枚ものCDに曲が分散しているので、I'veの曲を集めるにはお金がかなり必要です。また、上の一覧にあるような、ゲーム・アニメファンを対象としたCDに収録されることが多く、そうでない人にとっての「壁」となっています。

I'veを一邦楽歌手として応援している私は、今後はこのような断片的・閉鎖的な売り方をせず、より簡単に、より多くの人がI'veの曲を集められるように、作った曲の大部分をアルバムに収録すべきだと考えています。メンバーのKOTOKOさん川田まみさんがメジャーで活躍しており、それがきっかけでI'veに関心を持つ人もいるだろうから、なおさら。

(*1) メジャーレーベルはI've名義でないため、この数に含めていません。

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2006年3月 8日 (水)

目次は大きく分かりやすい所に。

きのう美容室で、普段は読まないいわゆる女性誌を(ざっと)読みました。内容はほとんど覚えていませんが、一つだけ、はっきりと覚えていることがあります。それは、目次の扱いがひどいということです。

まず、私が毎週読んでいる「週刊アスキー」の目次が1ページ全体に載っているのに対し、その女性誌の目次は、1ページの半分以下 しかも 文字ばかりという、非常に狭苦しいものでした。
また、「週刊アスキー」もそうですが、目次の場所が分かりづらいです。書籍の目次のように先頭(前書きの後ろにある場合も)にはなく、途中にあります。「慣れ」の問題だと思いますが、私は、その女性誌の目次を探すのに30秒ほどかかりました。

目次の扱いがひどいのは、順番に読むことを前提にしているからでしょうか。しかし、読者全員が順番に読むわけではなく、私のように、読みたい記事だけを読むタイプの人もいます。
そうした人のために、目次をもっと大きくし、より分かりやすい場所に置いていただきたいです。書籍の目次のような使いやすい目次を目指して。

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2006年2月 6日 (月)

「通話はお控えください」の本当の理由。

電車の中には必ず、「マナーモードに設定の上、通話はお控えください」という注意書きが貼ってあります。また、車内アナウンスでも、そのような注意を促しています。その効果が現れたのか、携帯電話の着信音を聞く回数はかなり少なくなりました。

しかし、車内でのおしゃべりは一向になくなりません。特に、若者によるものが目立ちます。しかも、大声でしゃべる人の言葉遣いのほとんどは乱暴なので、聞かされるととても嫌な気分になります。電車を「休息の場」と考えている私にとって、この問題は深刻です。

「通話はお控えください」と促す本当の理由は、乗客に静かにしてもらうためだと私は考えています。おしゃべりの問題が解消され、電車の中がより快適な場所になることを、強く願っています。

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2005年12月20日 (火)

コピーコントロールCDを「音楽CDとして」再発売してほしい。

コピーコントロールCD (CCCD) が嫌いな人はたくさんいます。私もその一人です。島谷ひとみさんの曲を聴きたくて買ったことはありますが、今は一枚も持っていません(売りました)。

CCCDを手放した主な理由は こちらです。2~4については、「CCCD Channel: CCCD FAQ」に詳しく載っているので、参考にしてください。

  1. パソコンに音楽をコピーして聴く私にとって、「コピーできない」というのは大問題
  2. プレーヤーへの負担が、(規格に準拠した)音楽CDよりはるかに大きい
  3. 2が原因でプレーヤーが壊れたとしても、自己責任
  4. 一部のCCCDで、音質の悪さが目立った

これらの問題が叫ばれたからか、日本では現在、新曲がCCCDに収録されることは少なくなりました。しかし、CCCDとして発売された曲は、ほとんどがそのままです。音楽好きの一人として、それらが「音楽CDとして」再発売されることを強く望んでいます。

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